📋 この記事の概要
- 2026年入居分の住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)の最新ルールと変更点を整理
- 住宅性能別(長期優良住宅/ZEH/省エネ基準適合/その他)の控除上限額と13年間累計シミュレーション
- 新築・買取再販・中古それぞれのケースで最大控除額をどう確保するかを解説
想定読者:2026年中に新築・中古住宅の購入を予定している方/住宅ローン控除を最大化したい方/買取再販物件を検討中の方
はじめに:2026年からの主要変更点
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)は、住宅ローンを借りて自己居住用の家を取得した方が、所得税・住民税から控除を受けられる制度です。2024年から段階的に省エネ要件が強化されており、2026年入居分では新築住宅の省エネ基準適合がほぼ必須となりました。本記事では、控除を最大限活用するためのポイントを4つの観点でまとめます。
本記事で扱う4つの観点(目次)
- 2026年入居の住宅ローン控除:基本ルール
- 性能別の最大控除額シミュレーション
- 既存住宅(中古)を購入する場合の要件
- 「買取再販特例」で控除額を大きく
1. 2026年入居の住宅ローン控除:基本ルール
2026年入居分は、借入限度額×0.7%×13年(中古は10年)が基本。新築・買取再販の場合、省エネ基準適合が必須となりました。
住宅性能と借入限度額(2026年入居分)
| 住宅区分 | 借入限度額(新築・買取再販) | 借入限度額(既存住宅) | 控除期間 |
|---|---|---|---|
| 長期優良住宅・低炭素住宅 | 5,000万円 | 3,000万円 | 13年(中古10年) |
| ZEH水準省エネ住宅 | 4,500万円 | 3,000万円 | 13年(中古10年) |
| 省エネ基準適合住宅 | 4,000万円 | 3,000万円 | 13年(中古10年) |
| その他の住宅 | 原則対象外(新築) | 2,000万円 | 10年 |
※ 子育て世帯・若者夫婦世帯は借入限度額が上乗せされる場合があります。
2. 性能別の最大控除額シミュレーション
長期優良住宅で5,000万円借入の場合、年間最大控除額35万円×13年=455万円。ZEH水準の場合は315万円、省エネ基準適合は273万円となります。
13年間累計の最大控除額(新築・買取再販)
| 住宅区分 | 借入限度額 | 年間最大控除 | 13年累計 |
|---|---|---|---|
| 長期優良住宅・低炭素住宅 | 5,000万円 | 35万円 | 455万円 |
| ZEH水準省エネ住宅 | 4,500万円 | 31.5万円 | 409.5万円 |
| 省エネ基準適合住宅 | 4,000万円 | 28万円 | 364万円 |
※ 各年の控除額は「年末のローン残高 × 0.7%」であり、上記は満額のシミュレーション。実際の控除は年末残高と納税額の上限に依存します。
3. 既存住宅(中古)を購入する場合の要件
中古住宅は、昭和57年(1982年)以降に建築確認を受けた物件(新耐震基準)または耐震基準適合証明書取得物件が対象です。旧耐震の築古戸建ては、購入前に耐震診断→補強工事をした上で適合証明を取得すれば対象となります。
中古住宅の住宅ローン控除 対象要件
- 築年要件:1982年(昭和57年)1月1日以降に建築されたもの(新耐震基準)
- 耐震基準適合証明書:旧耐震物件の場合、取得することで対象に
- 床面積:50㎡以上(合計所得1,000万円以下なら40㎡以上も可)
- 借入金の償還期間:10年以上
- 居住要件:取得から6ヶ月以内に居住開始し、控除を受ける年の12月31日まで継続居住
4. 「買取再販特例」で控除額を大きく
宅建業者が取得して一定の改修を加えた住宅を購入する場合、新築と同等の控除枠が使えます。中古購入で455万円控除を狙う場合、この「買取再販」物件を選ぶ選択肢があります。
買取再販特例の主な要件
- 取得した住宅が宅地建物取引業者により取得後2年以内に再販されたもの
- 取得から再販までに以下のいずれかの工事が行われたこと:
- 大規模修繕(耐震・断熱・劣化対策など)
- 面積100㎡以上に渡る増築工事 等
- 増改築費用が買取再販価格の20%以上
買取再販物件は、宅建業者が事前に劣化対策・耐震補強を実施しているため、中古でも安心して購入でき、かつ控除上限も新築並みという「二重のメリット」があります。京都市伏見区・山科区にも複数の買取再販物件があるため、TSC HOMEまでお問い合わせください。
Q&A:よくあるご質問
Q1. 住宅ローン控除と他の補助金(子育てエコホーム等)は併用できますか?
A. はい、原則として併用可能です。住宅ローン控除は「税控除」、補助金は「現金給付」という性格の違いから、両方受給できます。ただし補助金で工事費を相殺した分は、住宅ローン控除の対象借入額から控除される場合があります。
Q2. 住宅ローン残高が控除上限を超える場合はどうなりますか?
A. 控除額は「年末残高 × 0.7%」で計算されますが、上限は借入限度額(5,000万円等)×0.7%です。例えば6,000万円借りても、長期優良住宅の控除対象は5,000万円までで、年間最大35万円となります。
Q3. 住民税からも控除されますか?
A. はい。所得税から控除しきれなかった分は、翌年度の住民税から控除されます(上限あり)。年収500万円程度のサラリーマンの場合、所得税12〜15万円・住民税20〜25万円が控除枠で、年間35万円の控除を満額受けるためには年収800万円程度の納税額が必要となります。
Q4. 控除を受けるための手続きは?
A. 入居した年の翌年に確定申告が必要です(給与所得者でも初年度は必須)。2年目以降は会社の年末調整で対応可能になります。確定申告には住民票・登記事項証明書・売買契約書・住宅ローン残高証明書・性能証明書類などが必要です。
Q5. 控除を最大化するために、注意すべき点は?
A. ①性能要件(省エネ基準以上)を満たす物件を選ぶ、②借入額を控除上限内に収める、③居住開始時期を計画する、の3点が重要です。借入額が大きすぎると控除上限超過分は無駄になり、納税額が小さい方は満額控除を受けられない場合があります。資金計画は税理士・FPと連携しての設計が安心です。
次のステップ:控除最大化のための行動指針
- STEP 1:年収・納税額の確認 現在の納税額を確認し、控除の受給可能額を試算
- STEP 2:物件選定の方針確定 新築/買取再販/中古+耐震適合のいずれかを選択
- STEP 3:住宅性能と借入額の最適化 借入額が控除上限内に収まるよう調整
- STEP 4:住宅ローン仮審査 複数の金融機関を比較(フラット35含む)
- STEP 5:性能証明書類の取得 長期優良住宅・ZEH等の認定書取得
- STEP 6:入居・確定申告 翌年の確定申告で控除手続き
- STEP 7:13年間の控除受給 年末調整で2年目以降は自動継続
TSC HOMEでは、税理士・住宅ローンアドバイザーと連携し、控除を最大化する物件選定・資金計画をワンストップでご提案しています。
2026年入居分の住宅ローン控除は、長期優良住宅で最大控除額455万円。省エネ基準の必須化など、今年からの変更点を事例付きでわかりやすく解説します。
ご不明な点は、TSC HOME|トスクホーム(株式会社京都アシスト)までお気軽にお問い合わせください。京都市伏見区・山科区の地元密着で、初回30分のご相談は無料です。
※ 本記事で示した費用・補助金額・税額・手数料等はあくまで目安です。物件条件・契約内容・制度改正・申請時期等により、実際の金額が目安額を超過する場合があります。正確な金額は個別にお見積り・ご相談ください。
参考・引用元
- 国税庁 タックスアンサー No.1211-1「住宅借入金等特別控除」https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1211-1.htm
- 国土交通省「住宅ローン減税の概要(令和6年度税制改正)」https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000017.html
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